〜深谷市深谷小学校前〜 「ベルーガ不動産株式会社」
2014年02月02日
<No 31>
■<2014年> 失敗しない不動産選び〜2月号〜
今月のテーマ 「いよいよ引っ越し・・新居に持ち込む家具は?」
間もなく1年のうちで最も引っ越しされる方が多いシーズン(3月中旬〜4月初旬)
を迎えます。アパートを借りて新生活を開始される方、転勤により住み慣れた家から
転居される方、念願のマイホームがいよいよ完成し引っ越しされる方など・・
ところで、引っ越しの理由は色々ですが、引っ越ししなければならない方の共通の
悩みは「引っ越しで持っていくものと処分するものの分類」です。
将来、使う事は無いと解っているけれども、なかなか処分できなくて結局、新居に
持ち込むものが以外とあります。
成長した子供の小さい頃遊んでいたおもちゃ、絵本、教科書、着ていた服、ベビーカーやランドセル・・
お母さんにとってどれも想い出いっぱいの大切な宝物です。
ご自身の場合は特に趣味に関係したものはなかなか処分できません。昔、毎号かか
さず買ったオートバイや車、釣り、スポーツ関係、音楽関係の書籍類、女性の方は
ファッション関係の大量の雑誌類など・・
ご両親の遺品的な家具や工芸品、大量のアルバム類もとてもとても処分なんてできません。
それでも箱に仕舞えるものは良いのですが、まだ使える大型家具類(食器棚やタンス
、食卓テーブル、応接セットなど)は特に新居での置き場所に頭を悩ますことだと思います。
近年、「必要でないものは思い切って処分してスッキリ暮らす!」という考えの方も
増えており、そのための「実践的」な本も色々出版されておりますが・・
今回は、「そうは言っても、まだ使える家具や想い出の品々をとても処分なんて出来ない!」
という方にちょっとしたアドバイスです。(実は私も捨てられない派です)
ではどうしたら?
私はまず、新居の間取り(できれば1/50の大きさに拡大した平面図・・図面上の
2cmが実寸の1mになります)を準備しその図面に持ち込む家具を縮尺どうりに定規や鉛筆を使って
書き込み、あれこれ配置場所を検討する作業をする事をお勧めします。
テーブルやベット、デスクなどは配置する「向き」を変えるだけで、すっきりと部屋に収まったりする場合が
以外と多いものです。また、2竿(さお)あるいは3竿セットのタンス類も、
用途や利用者に合わせて部屋を分散して配置することによりうまく収まる場合
もあります。良い配置案を発見できたときは、ちょっと「設計士」になった気分
となり、手間と時間は多少かかりますがとても楽しい作業だと思います。
それと、前述の雑誌類やおもちゃ等の処分したくない色々な物も、早めの準備や検討
により、新居の押し入れの空間高さを考慮して2段重ねができる箱を用意して梱包したり、
押入れの奥行に対して後方と前側に収まる寸法の箱に梱包したりと収納空間を最大限活用
できれば「泣く泣く処分!」しなくてすむ場合もあります。
(住宅会社によっては、設計の方がプランニング段階からアドバイスしてくれる
場合がありますが、その場合でも大型家具やピアノ、冷蔵庫などの配置計画が中心で、
押入れの収納利用についてはやはりお客様にお任せしている場合が一般的なようです)
忙しさに追われて直前に引っ越し業者を手配したり、引っ越し前日に慌てて箱にばたばた詰め込み
当日を迎えてしまう事のないよう、ぜひ、早め早めの事前準備をお勧めいたします。
引っ越し業者の方も、当日家具の配置を示した図面を渡され、箱ごとにどの部屋に
運ぶか色分けされた「印」がついていればテキパキと作業ができ時間短縮にもなり、
とても助かると思います。また、引っ越し業者さんが帰られた後にご自身で家具や
荷物の配置移動をし直すことも少なくてすみ楽だと思います。
今月のワンポイント〜
当たり前のことですが・・「引っ越し準備は早めに行動開始を!」
来月3月号のテーマは「秒読み・・消費税UP!4月1日からどうする?」を予定です。
ベルーガ不動産(株) 新島
2014年01月04日
<No 32>
■<2014年>失敗しない不動産選び〜1月号〜
今月のテーマ 「夢はどうすれば叶う?」
新年明けましておめでとうございます。
2014年もいよいよ始まりました。「今年こそ新居を!」とひそかに
考えている方も大勢おられると思います。
でも・・・「新居を・・」と頭の中で考えておられるかたで、色々な事情
でまだ何も進んでいない方も大勢いらっしゃると思います。
では、どうしたら「夢は叶う」のでしょうか?
私は「新居に住みたい!」との夢は自身の努力次第で「運」とか「チャンス」
はそれ程影響なく夢を現実に引き寄せることができると信じております。
「宝くじに当たらなければ絶対無理!」と決めつけている方はさておき、
もし、色々な事情からご自身だけで「新居なんてとても無理!」と考えて
諦めてらっしゃる方がもしおられましたら・・
以下のステップにそって実行してみてはいかがでしょうか?
ステップ@ 新居が無理と思っている理由を、「箇条書き」にして書いてみて
下さい。思いつくままできるだけ沢山書き出してみて下さい。
ステップA 箇条書きにして書いたそれぞれの項目について、
「ご自身の努力や家族の協力」により解決できそうな項目には
「A」のマークを・・
上記以外の「ご自身の努力や家族の協力」だけでは解決できない
項目には「B」のマークを付けてみて下さい。
いかがでしょうか?「B」のマークの付く項目は全部でいくつ
ありましたでしょうか?
ポイントがはっきりしたところで、後は当たり前のことですが・・
ステップB 「B」マークの項目について専門の方のアドバイスを受ければ
良いのです。
ご自身では無理と思っていることでも、専門の知識や経験がある
方にとっては「よくある事項」として解決の為の方策を導いて
いただける事は結構あるものです。
*住宅会社のスタップや私たち不動産業者、あるいは銀行の方等
に相談したからといって必ずしも、すぐに新居の計画を急速に
進める必要はないと思います。むしろ「問題点の解決には時間
と費用がかかる」事が多い為、詳しい方に問題点の解決方法や
手順、解決に必要な時間(期間)や費用を聞いておくだけでも
「夢から現実へ」の一歩前進だと思います。
古い歌で恐縮ですが、キャンディーズの「春一番」の唄の中に
「・・いたって幸せは来ないから〜重いコート脱いで〜出かけま
せんか〜」という歌詞があります。2014年、もし「新居の夢」
をお持ちなら「忙しい」や「面倒くさい」はさておき、行動を
開始してみてはいかがでしょうか?
でも・・矛盾するような話ですが・・
最後にこのコーナーの「失敗しない不動産選び・・」の観点から一言
問題点については・・あくまでも解決の道筋がしっかりとついてから進めて
いただきたいと思います。
多分大丈夫だろう・・は要注意です。
例えば・・ご両親に相談しないまま「あの土地は貰えるだろう・・」とか
相続問題や境界問題のある場合も「建てるころには解決できるだろう・・」とか、
銀行でローンの審査をしない中で「いくらぐらい借りられるだろう・・」という
あいまいな状況下での「契約などの行為」はくれぐれも十分ご注意いただきたい
と思います。
:来月2月号のテーマは「いよいよ引っ越し・・新居に持ち込む家具は?」を
予定します。
ベルーガ不動産(株) 新島
2013年05月18日
<No 33>
■<失敗しない不動産選び> 右下写真は 7月5日 雑誌取材の為 当店来店いただいた 俳優千葉真一様に頂きました。(当日は1時間半程の時間でしたが 千葉様はじめスタッフの方々と楽しくお話しできました)
<失敗しない不動産選び・・12月号>
今月のテーマ 「不動産や建築でよく使われる 単位 について」
〜いくら近道でも何となく通りたくない道もあります〜
ご年配の方や不動産や建築の業界の方なら当たり前の数字の単位でも、
一般的な日常生活ではあまり使わない数字の単位が「不動産選び」
ではよく登場します。今月はご存知の方には大変恐縮ですが、あえて
不動産や建築でよく使われる「単位」について記載させていただきます。
:土地や建物の広さの単位
広さは平方(へいほう)メートルで表記します。記号はu 使います。
1mは100cmです。つまり1u は1辺が1m(100cm)の
正方形の面積と同じです。もし、土地の面積が150uなら1m×1m
の広さが150個分です。(宅地など測量が完了している場合の土地は一般的
に150.00uと小数点第2位まで記載いたします。)
次に、u の後によく(○○坪)と表記されている坪(つぼ)という単位に
ついてお話しします。
坪は日本独自の面積を表す単位で、特にご年配の方にはなじみも深く
u の数量を坪で換算して(○○坪)と参考表記をよくいたします。
1坪は約3.3uです。100uの土地は 100u÷3.3で約30.3坪です。
(尚、少数点第2位まで記載する場合などは u ×0.3025(定数)という
計算をいたします。100.00u×0.3025で 30.25坪となり、
3.3で割った数値とは多少違いがでてきます。)
この坪という単位は 昔 大人1人が1日に食べる米がとれる広さから由来して
いるようです。時代時代を経て、現在1坪は約3.3uのようです。
少し話しがそれますが、日本と同じく米作がさかんな タイ にも独自の面積
単位があるようです。少ない知識で申し訳ありませんが、タイの 1 タランワー
という面積単位は約4uで日本の 坪 に近いような気がします。
さて 坪 のご説明の続きです。1坪は和室に使われる畳(たたみ)約2枚分に
相当します。つまり和室6畳(6帖という表記もあります)は6枚の畳が
敷き詰められた広さであり、約3坪となります。(6畳は ろくじょう と読みます)
でも・・この「畳1枚の広さ」は不動産や建築の業界では結構くせものです。
それは、地域や種類(畳の呼び名)により畳1枚のサイズがかなり違うためです。
一般的に畳の呼び名でいうと 京間>中京間>江戸間>団地間 の順でサイズが
小さくなります。最近では団地やマンション、アパートでも広いタイプの畳を
採用しての建築も増えており、規格統一されていないことから住宅物件購入者
や賃貸希望者を悩ます要因となりやすいのです。
尚、首都圏不動産公正取引協議会では、広告において部屋の広さを○○畳(帖)
の表記をする場合は「壁の芯で囲まれた床面積u」が
表記される○○畳×1.62uより大きいこと としております。
あと、もう1点、「○△まで徒歩○○分」の表示は1分80mで計算することに
なっております。
でも、徒歩○○分といくら1分80mで間違いなく表記されているとはいえ、
小学校や中学校によっては登下校時には1箇所の門しか利用させない学校も増えて
おります。また、最近の大型スーパー等は入口ゲートから実際の建物入口まで
80m近くある場合もあります。私たち表示をする業者としましても、○○分
での表示はいろいろ悩ましい場合が時々あります。
また、1分80mといっても、人それぞれ歩く速さは違います。
それと・・人間には生理的に何となく通りたくない道もあり、とくに女性の方は
夜間、暗い道や人通りの少ない道はいくら一番自宅に近い道でも通りたくない場合
もあるかと思います。
そこで・・・最後に、このコーナー「失敗しない不動産選び」の概念から
<今月のワンポイント>
「○○畳と○○分」の表記はご自身でもメジャーと時計を使って確認を!
:来月1月号のテーマは「マイホームの夢はどうすれば叶う?」を予定です。
ベルーガ不動産(株) 新島
<失敗しない不動産選び・・11月号>
今月のテーマ 「外交(外構)は大切です」
いよいよ消費税も8%の時代を迎えることが決まりました。
そんなこんなで最近新築住宅請負契約をされた方も大勢いらっしゃるかと思います。
(9月号参考)
さて、テーマに沿った話しですが、
新居の建築に向かっていよいよ動き出された方。プランや設備仕様の打ち合わせ
と並行して外構計画も一緒に打ち合わせを開始しておられるでしょうか?
国と国との「外交」の場合でしたら、両国間の難しい案件は「後で・・」と先
送りにすることも必要に応じてあると思います。
(むしろ、難しい面倒くさい案件を棚上げにして、合意しやすい事を一つ一つ
積み重ねていくことで、結果的に難しい案件を解決する政治的な手法もあるの
かもしれません。)
でも、新居を建築するときの「外構」は「後で・・」と先送りせず、新居の完成
に合わせ一緒に計画されることを私はお勧めします。
しかし、「外構は家を建てて少し落ち着いてから・・」とか「家にお金がかかった
ので外構は2,3年お金を貯めてから・・」と考える方が多いのも事実です。
でも、私の経験上、後回しは結果的にお金も労力も非常に大変なことが多いです。
それと、後からだと建築した新居の配置やレベル高さに合わせて外構計画を作成
することになり、さまざまな制約を受けることもあります。
さらに、新築時であれば外構費用も「低金利での長期の住宅ローン」に組み込む
ことができる場合もあります。後からですと、ローンを組む必要がある場合は
「5年とか7年の短期のリフォームローン」等で対応することが多く、金利も
住宅ローンより高く、短期のため月々の返済額もどうしても多くなります。
(家計的に「お金を貯めてから・・」より楽な場合もあると思います)
でも・・いろいろな事情でどうしても「外構は後から・・」になる場合は・・
〜今月のポイント〜
その場合でも、将来の外構予定イメージを具現化した図面等(できればレベル
高さや寸法等の記載された業者作成の図面やパース図と、その見積り書)は
是非作成していただき、その計画案に基づき、建物本体に必要であれば必要と
なる位置にインターホン用の配線出しや、庭園灯や庭作業のための防水コンセ
ント、電気自動車の時代を将来迎えることも想定して駐車スペースに近い位置に
充電用屋外コンセント等は最初から設置されておく事をお勧めします。
(後から・・の場合、配線がされてないと思わぬ費用UPになる場合があり
ますので・・)
:次回12月号のテーマは「不動産や建築でよく使う単位について」予定です。
ベルーガ不動産(株) 新島
<失敗しない不動産選び・・10月号>
今月のテーマ 「マンション購入派? 一戸建て購入派?」
「お父さんなんか大嫌いだー」急に食卓から立ち上がり、泣きながらダンダンダン
と激しく音を立てて階段を駆け上がり、バタンとドアを閉め2階の自分の部屋に入る
思春期の娘・・・懐かしい昭和の時代のホームドラマの一場面。
マイホームと言えば昔は一戸建てを容易に想像したものです。
でも近年、マンションに居住している設定のドラマも多く、今後も都市部に限らず
「素敵なマンションに居住してみたい!」と考える「マンション購入派」が少しずつ増加して
いくような気がいたします。
ところで、マンションと一戸建てとでは、どちらも「居住するところ」ではありますが、
生活形態がかなり違います。列記はいたしませんが、それぞれに良い点、気になる点が
あると思います。
そこで今月は・・
<マンション購入をご検討されている方へワンポイントアドバイス>
人気の分譲マンションの場合などは早くに気に入った部屋番号に予約申し込みをしな
ければならず、どうしても月々の修繕積立金や管理費のこと、2台目の駐車場のこと
管理組合の規則のこと等など、販売担当者の説明にもなんとなく理解した気持ちにな
ってしまいがちです。特に、マンション購入の為のローン返済金額の他に、居住を開始した場合の
毎月の出費(修繕積立金、管理費、駐車場代金他)が必要な事はしっかりと認識いただいた上で、
購入申込みしていただきたいと思います。
また、マンション購入の場合は「建物の区分所有に関する法律」があります。いわゆる居住者の
基本ルールのようなものが法律で定められております。「専有部分」とか
「共有部分」「持分」とかあまりなじみのない言葉も物件説明には登場します。これ
らの点につきましても大切な事ですので、気になる点などあらかじめ担当スタッフの
方にお聞きになってご確認してから購入申込みしていただきたいと思います。
:上記は、ごく当たり前の話しなのですが、いざ購入か? となりますと色々な時間
の制約があるため(平行してローン審査、申し込みなどの手続き等もあり)
なかなか「理解してから・・」が難しいようです。
あと、最後に一点だけ・・マンション購入か一戸建て購入かどちらに決める場合でも
将来、家族の人数の増加があった場合(特にご夫婦の場合はこれから誕生するかもしれない
お子さんの人数増)にどういう方針で対応するか(リフォームにより部屋数
不足を解消するか、それとも場合により住み替えするか等)10年先のことかもしれませんが
あらかじめ基本方針を考えておくのも「失敗しない不動産選び」だと思います。
:次回11月号のテーマは「外交(外構)はとても重要です」を予定です。
ベルーガ不動産(株)新島
<失敗しない不動産選び・・9月号>
今月のテーマ 「土地の地盤強度」
〜「親の土地に新築」〜は地盤強度に要注意!
<近未来の架空の話しです>
2013年12月 某日
「え、基礎補強工事費ってそんなにかかるんですか?」Aさん夫婦はB社の住宅
展示場で担当者から、基礎補強工事費お見積り書を提示され驚きの声をあげた。
実は、Aさん夫婦は夏ごろ買い物や子供の通学に便利な市街地の50坪850万円
の分譲地購入を考えていた。ところがAさんが父親に相談したところ「買うより、畑
をくれるから宅地にして建てればいいだろう・・」と提案され、気持ちが変わり、妻
を何とか説得し、郊外にある実家近くの親の畑に新築することにした。
消費税増税のこともあり(注1参照)2013年9月末に駆け込みでB社と新築住宅
請負契約をかわしたのだった。
でも・・契約前にB社の担当者から畑の敷地調査と地盤調査の許可を何度も求められ
たが、父親が「測っているところを近所の人や、知り合いの大工に見られると・・」
とのあいまいな理由からついつい調査は建物契約後となってしまったのだった。
9月末がせまった契約の3日前に担当者より、建物本体工事費以外の屋外給排水工事
費、盛土造成費、敷地の土砂が近隣の畑に流れないための土留め
ブロック工事費の各概算費用を聞いて驚いた。
「敷地調査前なので概算ですが・・」と担当者から提示された給排水と盛土造成、
土留め工事の概算費用は合計で450万円を超えていた。
それ以外にも境界が一部はっきりしないため土地家屋調査士にいろいろ依頼する
費用が別途約30万円必要との説明。
すでに購入を検討していたアパート近くの分譲地の区画は誰かによって売約済・・
消費税のこともあり、それでも「しょうがないか」と思い予定どうり契約した。
契約時に担当者より、地盤調査がしてないので「後日、もし地盤が弱い場合は別途・・」
と何度も指摘されたが、父親の「土地も広いし、あそこは地盤も固くしっか
りしてるから・・」との言葉もあり、あまり気にしていなかった。どちらかと言うと
興味は新居のプランやお風呂やキッチンの設備仕様のことで頭がいっぱいだった。
そして今日、畑の作物の収穫期も終わり、10日前にやっと父親の許可を得て行った
地盤調査の結果・・・・
「え、基礎補強工事費ってそんなにかかるんですか?」
・・・さらに基礎補強工事費が200万円以上別途かかるなんて・・
ふと横をみると、最後まで市街地の分譲地購入を希望していた妻の顔が・・・
<そこで・・失敗しないためには・・>
:実家の土地に新築か土地を購入して新築か迷われたら、もし実家の土地に建築した
場合の建物本体工事費以外の概算費用を必ず検討してみましょう。
特に農地に新築を計画する場合は要注意です。
屋外給排水費用、盛土や造成工事費用、境界が未確定の場合の測量や分筆登記費用
納屋など工作物がある場合の解体費用、土留めや外構費用も敷地が広い場合は沢山の
費用がかかります。それと地盤調査の結果判定(注2参照)
により必要に応じて基礎補強工事費が別途かかります。
尚、建築する住宅会社によって基礎補強工事が必要かどうかの判定基準や、補強工事
が必要な場合の工法や金額が違いますので、できるだけ建築したい希望の
住宅会社の担当者と新築住宅請負契約の前に丁寧に打ち合わせするほうがよいでしょう。
(*住宅会社により、真剣にご検討されている方には無料にて敷地調査や地盤調査を
ご提案初期段階でおこなっていただける場合があります。ご紹介、ご案内
もできますのでお気軽にご相談ください。)
注1・・現在、平成26年4月1日より消費税率が5%から8%になる予定ですが
平成25年9月30日までに建築請負契約をしたものは平成26年4月1
日を過ぎて住宅が完成入居した場合でも、5%の消費税率が適用となります。
注2・・地盤調査の方法はいろいろありますが、3階建て以下の一般住宅
の建築に際しては通常「スェーデン式サウンディング試験」が広く採用
されています。(コーナーの上部左側の写真参照)
また、地盤強度が弱い場合はコンクリート杭や鋼管杭を地中の
強度の高い層まで挿入して住居を支える工法やセメント系の材料を建築する面の
土中に油圧ショベル等を利用して混ぜ合わせ、固い盤層を造り住居を安定
させる方法など、建築建物や土地の軟弱状態に応じて補強工事の方法も
いろいろあります。
費用も部分的な補強の場合は数十万円で済む場合もありますが、鋼管杭を
20本以上も10m以上の深さまで挿入が必要な場合は
200万円以上かかる場合もあり、補強工事が必要か不要かの「確定」が
遅れれば遅れるほど資金計画を狂わす要因となり注意が必要です。
:次回10月号の予定テーマは「マンション購入派?一戸建て購入派?」です。
ベルーガ不動産(株)新島
<失敗しない不動産選び・・8月号>
今月のテーマ 「陽当たり」
〜当店ではイス無料貸し出し中です。・・何のため?〜
:7月号にて記載しましたテーマ「足を運ぶ」の続編です。
「陽当たり」は土地の購入をご検討する時、誰もが気にする重要な決定ポイント
の一つです。
地図、地形上は南側道路の土地であっても建物や樹木が障害となり陽当たりを
妨げている土地物件はけっこう沢山あります。
ところで・・・
土地を見に行くとき何を持っていったら便利でしょうか?
勿論、「新しい土地物件を早く見たい!」そんな場合はスピード優先で手ぶらでも
OKだと思います。
一般的には、デジカメや、近隣の塀の高さなど、ちょっと気になった箇所を測るの
に5m巻きスケールが持参できれば便利だと思います。(貸出し用有ります)
女性の方は、現場でヒールが汚れないよう、また安全のためにも運動靴を
履き替え用にご持参されるほうが良いと思います。
それと、是非、「お土地の見学時に持参いただきたいもの」がもう一つあります。
それは「折りたたみのイス」です。・・・でも何のため?
現場の土地に置いたイスの座り面は、もし新居を建てた場合の1階の床の高さと
およそ同じくらいです。イスは新居の床面の「陽当たり」を推定できる便利な
アイテムなのです。
特に、「陽当たり」が気になるお土地をご見学されるときにおススメです。
例えば、持参したイスをリビングの予定場所に置き、もし座り面に陽が当たって
いれば、見学時の季節、時間帯では、リビングのその床の場所まで陽が差し込む
と推定できます。
(当店でご希望の方に貸出ししてますイスは、座り面の高さ46cmで、盛土を
しない場合の一般的な木造住宅の床高さとほぼ同じくらいです。また、BOX
ティッシュを1〜2個持参すれば1箱約5cmで床面高さのイメージ調整ができ
ます。ご希望により土地に概略配置したご参考プランもご用意できます。)
ちょっと言葉だけでは解りづらい話ですが、イスの使い方ご理解いただけました
でしょうか?
そして現地で生活床面の陽当たりがイメージできましたら、今度はイスに腰かけ
て一休み!ゆっくりと近隣を見渡してみてはいかがでしょうか?
立っている時と違った目線となりより新築時のイメージが湧いてくると思います。
(道ゆく人は、土地の真ん中にイスを置いて座っている人を見て少し滑稽に思える
かもしれませんが・・・でも、真剣に真面目に土地探しをすることは決して恥ずか
しい事ではないと思います。そしてその土地は縁が無かったとしても、将来5年、
10年経って、昔、自分が真剣に土地探しした事が笑い話しとなり、楽しい思い出
になるかもしれません。)
尚、陽当たりは夏と冬では太陽の高さが違いますのであくまでも現場でご確認され
た季節、時間帯のイメージとなります。また現場の土地は凸凹しておりイスの安定
性が悪いためくれぐれも転倒にご注意願います。
:次回9月号の予定テーマは「土地の地盤強度」です ベルーガ不動産(株)新島
<失敗しない不動産選び・・7月号>
今月のテーマ 「足を運ぶ」
〜土地は季節、時間、その日の天気で姿、イメージが変わります〜
私たちにも表情があるように、土地にも表情があると思います。
人が初対面ではなかなかわからないように、土地も1度のご見学では
なかなか良いか、悪いか判断できません。もちろん「一目め惚れ」と言う
言葉があるように、現地に到着し見た瞬間に「ここに新居を建てて住みたく
なる・・」そんな土地もあるかもしれません。でも現実にはなかなか・・・
では、そんな時はどうしたら?
私は「この土地、結構いいかな・・」と思われたら是非、
「労力を惜しまず、気になる土地は何度でも ご自身で足を運ぶ 」
ことをお勧めします。
そして、もし時間が許されるなら「また、来週見にいこう・・」ではなくて、
朝1時間早起きをして、ご出勤前にその現場を見てみたらいかがでしょうか?
すると、ご近所の方のごみ出しの様子や、お子さんたちのの通学の様子など
日曜日の午後に見たお土地の様子(近隣の環境も含めて)とは違った別の風景
を見ることができます。又、朝の「陽当たり」の状況も確認できます。
(「陽当たり」については次回8月号で・・)
もちろん、夜、お仕事帰りにお土地に立ち寄られても違った発見があると思い
ます。そして何度も「足を運び」確認された上で、最終的にそのお土地を
「買う」「買わない」をご自身(ご家族)でしっかりと「自信」を持って
「判断」されればよいと思います。
私たち不動産業者は、お客様が「判断」する為の重要な材料となる「土地の情報」
はご提供できます。でも、その土地はお客様が新居を建ててお住まいになる土地
です。是非、「ご自身で納得され、自信をもって判断できる」まで何度でも
「足を運んで」いただければと思います。
ベルーガ不動産(株)新島